93歳のピアニスト

毎日のウオーキングの途中にホテルのレストラン街を歩いている。

今日もピアノを弾いていた人がいた。(ストリートピアノ設置)

遠くで聴いていたら音楽が途絶えたので、どのような人が弾いて

いるのかとピアノのある場所まで行くと老人が倒れていた。

声をかけると、ピアノ台から降りる時に足を踏み外したとの事。

立ち上がれないので手を貸して椅子がある場所までサポート。

話を聞くと93歳の男性で若い時にピアノを弾いていたと。

ボケ防止のため、時々この場所に来て、弾くのが楽しみだと言う。

ただ目が悪くなつて、譜面が良く見えないので上手に弾けないと。

ここまでは家族に送迎をしてもらっている。

身体の具合を確認すると、どこも痛くない、

大丈夫だということでした。

また、その方と再会するかも知れないと思いながら、あの高齢でも自分の楽しみを保持していることに感心した。