先日先輩の葬儀の時に弔辞を読まれた先輩宅を訪れた。
この方は私が入社以来お世話になった方で8歳先輩。
弔辞を読まれた時に奥様を亡くされた話があったため、お悔やみにいかなければと思い今日お宅を訪ねた。
奥様は私同様、がんで長い間治療していて、私もこのお宅を何回となく訪問していた。
平成19年12月に74歳で逝去。コロナ感染が広がる前であったが、生前から葬儀の在り方について、奥様と話し合い、奥様の希望で葬儀はやらないで友人だけを呼んで「お別れ会」をしたと。
一般的な葬儀をしないので、戒名も位牌も無し、祭壇には奥様の遺影が数枚飾ってあった。
会には親族と本当に親しい友人併せて50人程、式そのものは、20足らずで終了、その後はご主人が奥様との思いで話(登山が中心)を小一時間、そして全員で会食をしたと。
この方は事業所のトップにいた方で、付き合いも良く、誰からも一目置かれていた人徳者であった。
家族葬が流行っている中で、このような式をする方は少ないかもしれないが、一番大事なことは夫婦で話し合って一番良いと思う方法で実施する事かも知れない。
(事前にお別れ会に呼ぶ人も相談していたとの事)
今年83歳とは思えないほど若々しく、太極拳の指導、テニス・囲碁等趣味は広く、高齢者の見本のような方である。
今日は3時間ばかり滞在し、久しぶりに囲碁を一局、良き先輩と交流を持たされていることにお礼述べて後にした。
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