実家が無くなる?

先日兄宅を訪問。

最近、将来のことを思い、残置していた物置と離れを解体したいと話す。

現在実家は、母親が死去して数年後に母屋は解体したが物置と離れは残置していた。

離れは、兄夫婦が結婚したときに建てた小さな住居である。

兄も今年76歳、実家とは別に住居を構えている。

 

解体するには、色々と思いがあるというが当然である。

空き家ではあるが実家の形があることでやすらぎを感じる。

解体すると残るのは、畑だけとなってしまう。松の木を始め植木もすべて撤去とのこと。

それが無くなるのは、正直寂しいものであるが、先のことを考えると

やむを得ないことである。

 

日本の住宅数は約6240万戸、世帯数は約5400万。

単純計算で約840万戸が空き屋となっている勘定になる。

こそ数値が年々増加して、空き家が大きな国家問題となっている。

2015年「空き屋対策特別措置法」が制定された。

そのまま放置すると、固定資産税が6倍となる。

我が家も後継者がいないため、将来は空き家となる。

同じような家族が隣保でも14軒中5軒もある。

 どうすれば良いか? ①ただで貸す、②ただ同然で売却、③撤去して

 建替えして売却、④グループホームとして貸す、⑤リホームして貸す。

 ①と②以外は資金が必要で、③~⑤は実現度は難しい。

 

 藤枝駅周辺はマンションが乱立、そのマンションも数十年後は空き家が

 増加し、マンションの維持管理が出来なくなると言われている。

 豊かな、日本はどうなってしまうのか?

 

 課題は多々あるが、自分の出来ることは、健康に過ごすことと、極力、

 周りの方にご迷惑にならにように生活することかなと思う。