コロナ禍で、ガン検診者が激減している

先日、静岡県がん対策推進協議会が開催された。

私もある患者会の代表として、初めてこの会に参加(WEB会議)させて頂いた。

この協議会は、県民の死因第1位であるがんに対して、がん対策を総合的に推進し、健康寿命の延伸や生活の質の向上を図るために設置された組織で、医療関係者やがん患者団体など25人が委員となっている。

今回は第3次がん対策推進計画の中間評価の実施について意見交換を行った。

<全体目標=4つの柱と28の戦略>

 ★ 禁煙・受動喫煙,生活習慣の改善によるがん患者の減少

 ★ 制度の高いがん検診の受診率の向上

 ★ がん患者に最適ながん診療

 ★ がん患者、体験者、その家族を支える

 上記目標を達成するために、28の戦略と22の数値目標と256の

 「具体的場戦略」が設定されている。

 

 会議の中で印象が強かったのは、たばこ対策、子宮頸がんの予防接種に対する国の考え方の変遷、コロナ対策で国が翻弄されている中でのがんによる死亡者の多いことであった。

 

県がんセンターの山口総長の発言の中で、今年はがん検診者が例年になく激減しているのが心配とことでした。県内でのコロナでの死亡者は2人に対し、がん死亡者は6000人余であると。

委員になって、初めて、この組織と数値目標、色々な対策が取られていることを知った。

県民のどの程度の方が、この組織を知っているのか.分らないないが、

自分もがん患者の団体の一員として、1人でもがん患者が少なくなるように微力を尽くそうと思った。