87歳で水彩画を始めた人と会う

現在、市内ギャラリーで、自分が加入している会の水彩画の展示会が23日まで開催しています。

当番に付き、午後会場に行く。

来館の方と話しをしてビックリ。

その方は、今年の1月で88歳、70歳から15年間は写真に凝った。

82歳まで、運送業務に携わった。

6年前に認知症の奥様を施設に入れたが、施設の対応に満足しなかったため、介護5の奥様を自宅で介護した。もちろん、おむつ等の交換はヘルパーの方の援助を頂いたが、今年の5月に亡き人となり、来週49日の法要を行うと。

写真では、特別賞を取り、賞金30万円を頂いたこともあり、取りたいその瞬間を撮るため、早朝より出かけ何日も待った事も多々、もちろん寝床は車内。(ジムニーに乗っていた)

絵は小学生の時、富士山をバックに、チューリップを描いた記憶があり、それ以来描いたことが無い。

絵なら奥様の介護をしながら、描くことが出来ると思い87歳から始めたとのこと。

2回ばかり、絵画教室に、その後は本で学習したが、今はデッサンを専門に教えてくれる先生の所に通っている。今まで、毎週1回、合計20回位通っている。

絵が上手くなるには、色々な絵を見ることが大切と思い、浜松であろうが東部であっても、カイカーで展示会を観ている。

絵は面白い。描いているときは、そのことに集中出来る。

元の会社に遊びに行って、趣味の絵を描いていると言ったら、社内の色々なところに掲示してくれた。

この方と会って、そのパワーと謙虚さに驚いた。

87歳から始めたことと、単に絵を描いているのでは無く、プロの方に習っている。

いつかは個展を開催したい。

 

「目標を持って生活する」、年齢は関係ない。

目標に向かって何かをしている人は若々しい。

この人のように生きられたら~と。思った午後の一時でした。

ただしそれが出来る条件は、健康であること。

それに尽きると痛感した。